『 燈 影 撰 書 』 ※発刊の言葉はこちら
No.  書名  著者・編者  定価
 発行日  頁数
『寸心日記』 西田幾多郎著 1,890円 1983.3 253
『思想のシンポジウム(1)』 西谷啓治編 1,785円 1985.3 196
『一燈園と西田天香の生活』 福井昌雄著 1,785円 1985.4 196
『郷愁記』 -若き哲学者の日記- 杉正俊著 1,890円 1985.4 225
『西田幾多郎とその哲学』 天野貞祐・久松真一・高坂正顕・西谷啓治・下村寅太郎・高山岩男共著 1,890円 1985.10 224
『この永遠なるもの』 西谷啓治・吉川幸次郎対談 1,785円 1985.10 200
井伊直弼茶書『一期一会』 校訂解題/井伊正弘・倉沢行洋 1,890円 1988.08 238
『思想のシンポジウム(2)』
  -日本の思想風土-
西谷啓治編 1,785円 1986.5 178
『西田幾多郎の書』 唐木順三・下村寅太郎・高山岩男・久松真一・山内得立・片岡仁志・中込忠三・西谷啓治著  1,785円 1987.04 194
10 『わびの茶道』 久松真一著 1,785円 1987.05 176
11 『旅する人』 -芭蕉にふれて- 山内得立著 1,785円 1987.04 180
12 『西欧のこころをたずねて』 手塚富雄著 1,785円 1988.06 224
13 『西田哲学とは何か』 高山岩男著 1,995円 1988.06 236
14 『西田幾多郎の生涯』 上杉知行著 1,890円 1988.06 246
15 『鈴木大拙の世界』 鈴木大拙著・堀尾孟編 1,835円 1989.10 204
16 『飛花落葉抄』 唐木順三著 1,835円 1989.10 226
17 『田辺哲学とは』 高山岩男・下村寅太郎・武内義範・辻村公一・西谷啓治・高坂正顕・大島康正・上田泰治・武藤一雄・矢内原伊作・安倍能成・天野貞祐・相原信作著 1,937円 1991.10 296
18 『魂の静かなる時に』 木村素衛著 1,835円 1989.10 248
19 『溪聲 西谷啓治』上巻・回想篇 京都宗教哲学会編 2,039円 1993.02 350
20 『溪聲 西谷啓治』下巻・思想篇 京都宗教哲学会編 2,039円 1993.02 328
21 『芸術と宗教』
  -東山魁夷と西谷啓治-
佐々木徹著 2,039円 1994.03 310
22 『禅と教育 』 -片岡仁志の世界- 片岡仁志著 3,059円 1994.05 630
23 没後50年記念出版
 『西田幾多郎哲学講演集』
上田閑照編 2,310円 1994.06 358
24 『京都哲学の回想』 高山岩男著 1,937円 1995.04 226
25 没後50年記念出版
 『西田哲学を語る』
西田記念館編 2,039円 1995.05 270
26 『西田幾多郎先生の追憶』 高坂正顕著 1,937円 1996.04 190
27 『森本省念老師』上巻・語録篇 山田邦男編 2,957円 1996.10 386
28 『森本省念老師』下巻・回想編 山田邦男編 1,937円 1996.10 218
29 『思い出の小箱から』
  -鈴木大拙のこと-
岡村美穂子・上田閑照著 2,100円 1997.04 216
30 新編増補『大拙の風景』
  -鈴木大拙とは誰か-
岡村美穂子・上田閑照著 3,150円 2008.10 424
31 『折々の思想』
上田閑照著 2,100円 2010.10 242

1『寸心日記』
西田幾多郎著
定価1,890円(本体1,800円 + 税5%)
厳しい参禅求道と列しい学問的思索、10年にわたる不退転の精進の裡から後の「西田哲学」の基盤となる処女作「善の研究」が生れた。『寸心日記』は、この根本思想の成立過程の背景を示す鮮烈な人間記録である。

2『思想のシンポジウム(1)』
西谷啓治編
定価1,785円(本体1,700円 + 税5%)
現代の社会に於ても、政治や経済などの広く普遍的な領域、教育や犯罪などの特殊的な領域に渉って、様々な問題が生じているが、結局は人の心の問題、その心の問題が処理されない限り、本当の解決にならない。

3『一燈園と西田天香の生活』
福井昌雄著
定価1,785円(本体1,700円 + 税5%)
現在も、京都山科の一角に200人程の共同生活体が続いている。創始者西田天香の思想とその生活は、現代社会の奇跡である。情報化時代、そして物質優先の現代に於いて、心をいやす必読の書である。

4 『郷愁記』若き哲学者の日記
杉 正俊著
定価1,890円(本体1,800円 + 税5%)
遠く欧州に学問を索めた杉正俊が、現地で発した病を養うためにミュンヘンを去る日から、絶筆の日に至るまでの日記である。この清澄高潔な魂とその忍苦に満ちた生活記録は、純情誠実な若き人々に贈りたい。

5『西田幾多郎とその哲学』
天野貞祐、久松真一、高坂正顕、西谷啓治、下村寅太郎、高山岩男共著
定価1,890円(本体1,800円 + 税5%)
西田幾多郎の愛弟子六人が、それぞれの立場から、その思想と哲学を解説した必読の書である。読者がそれをもとに、直接西田幾多郎自身の著作に就いて、自己自身の理解と解釈を深め得る手引き書となるであろう。

6 『この永遠なるもの』
西谷啓治・吉川幸次郎 対談
定価1,785円(本体1,700円 + 税5%)
西田哲学の第一人者である西谷啓治と、中国文学の権威である吉川幸次郎の両巨匠が、宗教について論じ、世界の文化を論じ、そこから東洋的思考の特殊性をえぐり出した教養人必読の書である。

7 『一期一会』
井伊正弘・倉沢行洋 校訂解題
定価1,890円(本体1,800円 + 税5%)
すぐれた政治家であるとともに幕末最大の茶人でもあった井伊直弼の不朽の名著『茶湯一会集』とその姉妹篇『をりをり草』『入門記』を、正確で読みやすい本文として読書界に送る。

8『思想のシンポジウム(2)』
西谷啓治編
定価1,785円(本体1,700円 + 税5%)
雑誌「心」から再録されたもので、高山岩男、三宅剛一、下村寅太郎、西谷啓治、高坂正顕、竹山道雄、鈴木成高、木村健康の三篇から構成されており、現代の問題点に鋭くせまる座談の集大成である。

9『西田幾多郎の書』
唐木順三、下村寅太郎、高山岩男、久松真一、山内得立、片岡仁志、中込忠三、西谷啓治著
定価1,785円(本体1,700円 + 税5%)
西田幾多郎の遺墨について、唐木順三・下村寅太郎・高山岩男・久松真一・山内得立・片岡仁志・中込忠三・西谷啓治が、それぞれの立場から論じ解説する。また思い出を綴る。「書」について論じた唯一の集成。

10『わびの茶道』
久松真一著
定価1,785円(本体1,700円 + 税5%)
「茶の本道」とは何か。それは「わび茶」にほかならぬこと。そして禅の無一物底すなわち創造的無を主体とする茶の湯であること。茶の湯にかかわる人々が、これを自覚し実践するとき、真の茶道興隆が招来される。

11『旅する人』―芭蕉にふれて―
山内得立著
定価1,785円(本体1,700円 + 税5%)
理論の人、実践の人、そしてもう一つの人間観、著者の提唱する「旅する人」とはいかなる人か。旅を栖とした芭蕉にその姿を見ながら「旅する人」としての生き方を示し、絶望と沈滞の現代社会に希望の光を投げかける。

12『西欧のこころをたずねて』
手塚富雄著
定価1,785円(本体1,700円 + 税5%)
ドイツ文学を代表する著者が、学問における成熟期に執筆した日本とドイツ(ヨーロッパ)、日本文化と西欧文化のエッセイは、書き手のこころから読み手のこころへの呼びかけとなった玉文である。

13『西田哲学とは何か』
高山岩男著
定価1,995円(本体1,900円 + 税5%)
西田幾多郎の愛弟子である著者が、「西田哲学」にかかわるさまざまの角度からの総合的研究の集大成。第一章は西田幾多郎自身が眼を通した唯一の解説者であり、第三章は人的側面を如実に表わしたもの。

14『西田幾多郎の生涯』
上杉知行著
定価1,890円(本体1,800円 + 税5%)
西田記念館館長の著者が、資料と調査をもとに平易な文章でコツコツ書きとめたもので、西田哲学の思想を培った土壌を基本に、幼年期から晩年まで、又、周辺の人々、居住歴も入れ、西田哲学を知る上に必要な書。

15『鈴木大拙の世界』
鈴木大拙著・堀尾孟編
定価1,835円(本体1,748円 + 税5%)
著者は西田幾多郎と同郷で親友、思想家として並称されている人。禅を外国にひろめ、今日のブームの火付け役をした。著者の禅は真宗をも包含するユニークな世界で、エッセー等を集めた。

16『飛花落葉抄』
唐木順三著
定価1,835円(本体1,748円 + 税5%)
著者のエッセーは、寺田透の言の如く、考える人として著者を鮮明に教えてくれる………。「心」誌に寄せられた文を集め飛花落葉の世界を垣間見せるユニークな書。『千利久』も旧題の書で挿入した。

17『田辺哲学とは』
高山岩男、下村寅太郎、武内義範、辻村公一、西谷啓治、高坂正顕、大島康正、上田泰治、武藤一雄、矢内原伊作、安倍能成、天野貞祐、相原信作著 
定価1,937円(本体1,845円 + 税5%)
田辺元と有縁な人々が、専門の領域から筆をおろして体系的に紹介した好著。巻末に安倍能成他、想い出を挿入。田辺元の人柄を知る為に、種・絶対媒介の論理は今日的課題とされている。

18『魂の静かなる時に』
木村素衛著
定価1,835円(本体1,748円 + 税5%)
著者は終戦の翌春、講演先の信州で急逝。西田門下の中堅で年嵩であり、先生と同郷で選科生でもあった。先生を初訪問し、告別式までのことが日記に記されている。美のわかる哲学者でもあった。

19 『溪聲 西谷啓治』上巻・回想篇
定価2,039円(本体1,942円 + 税5%)
20『溪聲 西谷啓治』 下巻・思想篇
定価2,039円(本体1,942円 + 税5%)
西谷啓治の生涯にわたる重厚な思索の跡は今なお我々の眼前に広がっている。先生に接した人々を内から生かすエネルギーとして、輝き続ける彼の人と思想を、ゆかりの人々が語る追悼の書である。

21 『芸術と宗教』(東山魁夷と西谷啓治)
佐々木 徹著
定価2,039円(本体1,942円 + 税5%)
二人の先達(東山魁夷と西谷啓治)の業績を通して、美と宗教の根源を問い直す――。夥しい情報社会の洪水の中で、ふと窓辺に散る一枚の木葉に、無限の安らぎを賞える。芸術や宗教の芽は、このようにして育まれると言えよう。

22『禅と教育 』 片岡仁志の世界
定価3,059円(本体2,913円 + 税5%)
西田幾多郎に薫陶を受けた片岡仁志は、相国寺で参禅。禅者として到達した「無の世界」を教育に生かし、接する者、慕う者を膝下に集めた。その原稿と講演録に加え、門下生、知己の人々の玉稿600頁におよぶ。

23 『西田幾多郎哲学講演集』
上田閑照編
定価2,310円(本体2,200円 + 税5%)
「没後五十年記念出版」。第一部の「歴史的身体」は、身体論が大きな比重を占めつつある現代の哲学に必要なもの。第二部〜第四部は京都、信濃哲学会の講演で、巻末の解説と共に西田哲学を理解する上の必読書。

24 『京都哲学の回想』
高山岩男著
定価1,937円(本体1,845円 + 税5%)
西田幾多郎を慕い、田辺元の学殖に打たれて、京大哲学科に学び、京都の地で育んだ学問上の師、友との豊饒な人間模様。そして自身の哲学的方法、論理構築への軌跡、前半生の思想形成史的自叙伝。

25 『西田哲学を語る』
西田記念館編
定価2,039円(本体1,942円 + 税5%)
「没後五十年記念出版」 毎年、宇ノ気町の西田記念館主催で「西田幾多郎その思索をめぐって」の講演会が開催されている。その講演録<西谷啓治・久山康・辻村公一・上田閑照・武藤一雄・小川圭治・遠山諦虔・中村雄二郎> 。

26 『西田幾多郎先生の追憶』
高坂正顕著
定価1,937円(本体1,845円 + 税5%)
西田哲学の方法、論理、芸術、現代の問題、むつかしさと魅力について、わかり易く解説し、さらに西田の思索的態度、晩年の思想、人柄と生活を伝える入門書。

27『森本省念老師』上巻・語録篇
山田邦男編
定価2,957円(本体2,816円 + 税5%)
西田幾多郎の弟子であり、禅の立場から哲学を見つめた森本省念老師の文集、座談、書簡と、半頭大雅老師との対談などを収めたもの。

28 『森本省念老師』下巻・回想編
山田邦男編
定価1,937円(本体1,845円 + 税5%)
森本省念老師の13回忌をむかえ、人々より「生き仏」と評されるようになった老師伝記および、縁りの人々回想した文集。

29『思い出の小箱から -鈴木大拙 のこと-』
岡村美穂子/上田閑照著
定価2,100円(本体2,000円 + 税5%)
鈴木大拙に師事し、長年秘書を勤めた岡村美穂子氏が、大拙の素顔、生き方、考え方を記し、上田閑照が大拙の思想面を、大拙の周辺を含めての書き下ろし。
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30 新編増補『大拙の風景 -鈴木大拙とは誰か-』
岡村美穂子/上田閑照著
定価3,150円(本体3,000円 + 税5%)
初版から10年の歳月を経て、本邦初公開の写真掲載など大幅改訂版が遂に完成。 大拙ここに現る。一挙手一投足、一言半句に全機現する大拙の生命を、広大な世界活動と無底の深みを響かせながらここに再現。世界に向け「東洋的な見方」を身を持って伝えた鈴木博士を、その大きさに直接に接した元主幹秘書の岡村美穂子が上田閑照と共に語り、描く。
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31『折々の思想』
上田閑照著
定価2,100円(本体2,000円 + 税5%)
著者の思想の〈脈絡〉と〈全体像〉がここに集結。様々な機会に応じて執筆した、随想・エッセイ・論述が、自ずから或る繋がりをなし、「折々の思想」を紡ぎ、織りなす。
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   発 刊 の 言 葉
『燈影撰書』の名付け親は、日本哲学会の第一人者であり、また弊社の顧問をお受けくださった故西谷啓治先生です。先生はご自身の読書遍歴のなかで『以前に刊行された書物には出版当時は好評で読まれながらも、次第に出版洪水の中に埋もれ忘れられて行く良書が数多くある。これは日本文化にとって誠に大きな不幸である。』と常々お考えでした。『燈影撰書』は故西谷啓治先生のこれ等良書を復刻したいという強い願いが、基盤となり生れた撰書です。『燈影撰書』は、かかる認識の上に立ち、深く人間をみつめ真実の人間探求と実践を自らに課した先達にその答えを求め、新しい人間世界への転換をよびおこす光を見出さんとする撰書です。