◆第30巻 九鬼周造『日本詩の押韻・文学概論』
解説・大橋良介  大阪大学大学院教授


九鬼周三の人生の想いは、
本巻収録の「エッセイ」に燦然と結晶し、
彼の知られざる「文学概論」の画期的な意義は、
本巻解説で初めて照らし出される。

〈一 エッセイ(1)遠里丹婦麗天〉  
藍碧の岸の思い出  
祇園の枝垂桜  
回想のアンリ・ベルクソン  
音と匂  
カフェーとダンス  
東京と京都  
京都  
秋  
偶然の産んだ駄洒落  
秋の我が家  
庭木  
根岸  
岡倉覚三氏の思い出
〈二 エッセイ(2)文芸論〉  
風流に関する一考察  
芸術と生活の融合
〈三 「文学概論」(抄)〉  
一 文学概論  
二 欠性的無  
三 積極的無  
四 消極的無  
五 偶然  
(一)偶然と文学の内容  
(二)偶然と文学の形式  
六 時間 (時間と文学)  
(一)時間と文学  
(二)時間と存在
解 説
九鬼周造略年譜
人名索引