文明と哲学〈創刊号〜第3号〉
文化における<時間>
敵味方をこえて平和を織る
高坂正顕 -京都学派と歴史哲学-
美のゆくえ
人間であること
良寛への道
立ちあがる白秋
情緒の教育
遣わされて来た人 西田天香
西田哲学選集 一部絶版
京都哲学撰書一期 一部絶版
京都哲学撰書二期 一部絶版
京都哲学撰書 別巻
燈影撰書 一部絶版
西田天香の世界
西田幾多郎遺墨集
墨海 久松真一の書
随眠 山内得立遺墨集
DVDビデオ 『寸心の世界』
DVDビデオ 『裸足の人』
謎解き漢字 銭形文字
石油とその開発Q&A
教育人間学の根本問題
 
 
 

良寛への道
−ことばに生きる−
岡田勝明著

良寛の「ことば」の中から良寛の「意識」を感じ取り、
現代に生きる我々の自己への道を探ることを説く。
良寛の生涯も判り易く解説し、「初めての良寛本」としても最適の書。


B6版・上製本・カバー掛け・272頁・定価 本体2,900円+税
ISBN978-4-86094-005-8

目 次

序 道あれど通ぜず

第一章 首をめぐ回らせば七十有余年
  生の証し/生命の矛盾的構造/生は一場の夢/形なきものの形

  山見現前/鳥三昧時/蹤跡を没す/漱石と良寛

第二章 誕生と出家
  良寛の母/橘屋の苦悩/以南の憂鬱/本源自性天真仏

  他国に走る/箇中の意/烟霞の期/子陽塾と光照寺

第三章 五合庵と乙子神社脇草庵とその後
  暁の目覚め/雲上山国上寺/帰郷/詩作すること

  乙子神社と弥彦神社/木村家移住/貞心尼の訪問
  ありあけのつき/風にまかせて

第四章 道うたた寛し
  一衣一鉢/孤身万里に遊ぶ/愚の如く/是非ふたつながら取らず

  懶と頑愚

第五章 ことばといのち
  意識という病/箇へ向かう意識/二重の寂寞/一茶と良寛

  非詩としての詩/ことばと世界/ことばにおいていのちを生きる
  「聴くこと」と近代人

終わりに 春を歩む孤独


*著者紹介/岡田 勝明
  1951年 兵庫県に生まれる
  1980年 関西学院大学大学院文学研究科単位取得満期退学

  1982年 ドイツ・ヴッパータール大学留学(〜84年)
  1996年 第2回日本フィヒテ協会奨励研究賞受賞
  現 在  姫路獨協大学教授、博士(哲学)
[主な著書]
  『フィヒテ討究』(創文社)

  『開かれた孤独へ─思想の源流に求める人間の所在─』 (世界思想社)
  『フィヒテと西田哲学─自己形成の原理を求めて─』(世界思想社)
  『京都哲学書 現代史への試み』(編、燈影舎)