京都哲学撰書 第8巻 和辻哲郎 人間存在の倫理学 解説:米谷匡史 東京外国語大学教授 |
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和辻倫理学は、「人と人との間」の間主体的な行為連関に照準をあわせる「人 - 間」存在の学である。 A5判・上製本・カバー掛 定価 本体3,300円+税 ISBN978-4-924520-54-7 |
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人間の学としての倫理学の意義 一 「倫理」という言葉の意味 二 「人間」という言葉の意味 三 「世間」あるいは「世の中」の意義 四 「存在」 という言葉の意味 五 人間の学としての倫理学の構想 六 アリストテレスの Politike 七 カントの Anthropologie 八 コーヘンにおける人間の概念の学 九 ヘーゲルの人倫の学 十 フォイエルバッハの人間学 十一 マルクスの人間存在 国民道徳論 一 「国民道徳」の概念の多義 二 「国民道徳」の意義の根本的区別 三 「国民」の意義 四 「わが国民の道徳」 の歴史的研究序説 A わが国民の特殊性 B 全体性の自覚の特殊な仕方と道徳の自覚の特殊性 日本語と哲学の問題 一 国民的特性としての言語 二 日本語の特質 三 日本語と哲学の問題 四 「こと」の意義 五 「いうこと」の意義 六 言う者は誰であるか 七 「ある」の意義 仏教哲学における「法」の概念と空の弁証法 弁証法的神学と国家の倫理 解 説 和哲郎略年譜 人名索引 |
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